- 1 名前:飼育係φ ★ 投稿日:2005/04/28(木) 10:53:51
- 津市は「Z市」と呼ばれていたかもしれない? 今から十一年前、“華”のない県都にインパクトを加えようと、
津市のアルファベット表記を「Z」にしようという市民運動があった。 いつのまにか消えてしまったが、来年一月の新「津市」誕生を前に、話題を掘り起こしてみた。(高橋健一) ◆いつのまにか消滅 生みの親は、三重大人文学部の児玉克哉教授。 一九九四年、津青年会議所とともに津の活性化策を検討している時に発案した。 自動車メーカー「マツダ」の英語表記は「MAZDA」。 世界の地名では「Z」を「ツ」と呼んでいることを根拠に、「TSU」ではなく「Z」と表記。 アルファベットでも津を一文字にし、世界一短い地名を目指した。 同会議所は「津は住みやすい街だけど、住みたい街とは言い難い。魅力を付けられると思った」という。 正式には「●」を使う。 児玉教授によると「●」の文字の上線を山、下線を海岸線、斜線を川、中央の点を城と見立てる。 津には山、海、川、城が全部ある。「最高の環境で住みよい街をつくっていこう」という願いも込めた。 「Z市」構想が発表されると、新聞やテレビがアイデアの奇抜さに飛びつき、大々的に報道した。 児玉教授は「大金をかけないで、津市を全国にPRできた」と当時を振り返る。 しかし、民間の運動には限界があった。 津市役所と連携しての官民一体挙げての運動とはならず、数年後には消えていった。 現在、観光PRや企業誘致など津市の施策で「Z市」を使うものはない。 新市の名称選定でも候補にすら挙がらなかった。 今でも面影を残すのは、ケーブルテレビの「ZTV」(津市あのつ台)。 「Z市」構想から二〇〇〇年に現在の名称に変更した。 担当者は「Zはアルファベットの最後で、最高の意味もある」と説明する。 インパクト十分の「Z市」。 若者なら人気アニメを連想し、一度聞いたら忘れない。 津青年会議所は「昔、反響が大きかったからといって、今さら頑張るぞとは言えない」。 一方、児玉教授は「津市との関係次第。行政が動いてくれないと」と話している。 ●=アルファベット文字「Z」の中心部に横棒 http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20050428/lcl_____mie_____008.shtml
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